CGLは創業者の宝石学普及への情熱に始まります。1960年代、高度経済成長期。宝石の売買が一般化する一方で、当時の日本宝石業界には鑑別・鑑定の明確な基準が存在せず、取引に問題を抱えるようになっていました。そんな中、CGL創業者 並木正男、高橋昭雄は宝石学普及のため活動を開始。日本各地でセミナー活動を進めながら宝石に関する情報の提供、鑑別などをしてまわりました。その後、東京都台東区に株式会社中央宝石研究所を設立。宝石の健全な売買・流通のための枠組みづくり、宝石業界全体の発展・振興への思いは実を結び、1981年には全国の鑑別機関が集まり鑑別・鑑定問題について協議する宝石鑑別団体協議会(AGL)が発足。同協議会初代代表を創業者 並木正男が勤めました。
1970 | 株式会社 中央宝石研究所設立 宝石学の研究・教育(セミナー開設)を開始 鑑別・グレーディング業務開始 |
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1974 | 宝石学会(日本)設立 発起人としてCGL創業者が参加 |
1975 | 鑑別業界初めてのオフィスコンピューターを導入 |
1978 | 大阪支店開設(大阪府大阪市心斎橋) |
1979 | 博多支店開設(福岡県福岡市) |
1981 | 甲府支店開設(山梨県甲府市・現在は閉鎖) |
1984 | 名古屋支店開設(愛知県名古屋市中区) |
1988 | コンピューターによるデータネットワークシステムを導入 |
1991 | フーリエ変換型赤外分光光度計(FT-IR)を世界で初めて導入 ジュエリー保税検品サービス開始 |
1992 | ベルギーのダイヤモンド・ハイ・カウンシル(HRD)と業務提携 アントワープ 支店をHRD内に開設(現在は閉鎖) |
1993 | 全自動プロポーション測定器ダイアメンション導入 ISDNによる全支店コンピュータネットワーク化 高機能真珠保管ケース「ジュパール」を開発 自社に営業用保税蔵置場を開設し、保税検品サービスを開始 |
1994 | 東京支店に分析センターを開設 蛍光X線元素分析装置を含む分析装置を設置 |
1995 | 全支店ネットワーク通信回線を専用デジタル回線に切り換え |
1997 | 大阪支店に分析センターを開設 |
1998 | ダイヤモンドビュー™装置導入 合成ダイヤモンド粗選別装置「ケープディテクター」を開発し、 グレーディング依頼のダイヤモンド全数に 世界で始めてダイヤモンドタイプによる選別を行う |
2003 | 顕微ラマン分光分析装置を導入 |
2004 | レーザー・アブレーション誘導結合プラズマ質量分析装置 (LA-ICP-MS)導入 (社)日本ジュエリー協会(JJA)のテクニカルアドバイザーとして スタッフが国際貴金属宝飾連盟(CIBJO)総会へ同行 |
2006 | (社)宝石鑑別団体協議会(AGL)がダイヤモンドカットグレーディングで GIAカットグレーディングシステムを導入 CIBJOの技術委員会にスタッフが委員として参加 |
2011 | LMHC(ラボ・マニュアル調整委員会;世界を代表する7つの宝石ラボが レポート用語の統一のために集まった組織)に加入 タイ宝石研究所(GIT)と技術的業務提携を締結 |
2012 | 本社にリサーチルーム(国内最大)を設置 |
2018 | CMI(ダイヤモンド用カラー測定器)を開発 | 2019 | ISO/TC174(国際標準化機構/ジュエリーと貴金属委員会)に スタッフがエキスパートとして参加 |
2021 | CMI(ダイヤモンド用カラー測定器)バージョン2導入 障がい者雇用を目的とした農園CGLソーシャルファームを東京板橋に開園 |