CGL通信 vol67
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「エメラルドの原産地特徴と原産地鑑別における問題点」
2024年10月PDFNo.67 CGL リサーチ室 趙 政皓・北脇 裕士・江森 健太郎 四大宝石の一つと言われているエメラルドは古くから貴重な宝石として珍重されてきた。16世紀以降、コロンビア産のエメラルドが最も高く評 […]
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「令和6年度宝石学会(日本)講演会・50周年記念講演会参加報告」
2024年10月PDFNo.67 リサーチ室 趙 政皓 令和6年度宝石学会(日本)総会・一般講演会が7月13日(土)東京都台東区のジュエラーズタウンオーラムにて開催されました。また、50周年記念講演会・懇親会が7月14日 […]
CGL通信 vol66
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「ブラジル/パライバ・トルマリン鉱山を訪ねて」
2024年5月PDFNo.66 CGL リサーチ室 北脇裕士 パライバ・トルマリンの人気は根強く、今なお重要な宝石アイテムの一つです。特に“ブラジル産”と原産地が特定されるとさらにその評価が高 […]
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「宝石学会 ( 日本 )2023 年オンライン講演会より Cr 含有赤色マスグラバイトの分析」
2024年5月PDFNo.66 リサーチ室 趙 政皓,北脇 裕士,江森 健太郎 色石鑑別課 岡野 誠,間中 裕二,海老坪 聡 ◆マスグラバイトとは マスグラバイト(BeMg2Al6O12)はIMAに […]
CGL通信 vol65
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「IGC2023 参加報告」
2024年1月PDFNo.65 CGL リサーチ室 北脇 裕士、江森 健太郎、趙 政皓 第37回国際宝石学会(IGC2023)本会議が、2023年10月24日(火)-27日(金)に東京上野の国立科学博物館本館で開 […]
CGL通信 vol64
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「令和5年度 宝石学会(日本)講演会参加報告」
2023年9月PDFNo.64 リサーチ室 趙政皓 令和5年度宝石学会(日本)総会・講演会が6月10日(土)新潟県糸魚川市のフォッサマグナミュージアム、懇親会が割烹「倉また」にて開催されました。また、6月1 […]
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「令和5年度 宝石学会(日本)見学会参加報告」
2023年9月PDFNo.64 リサーチ 江森健太郎 6月11日(日)、総会・講演会の翌日に見学会が実施され、(1)フォッサマグナパーク、(2)高浪の池を見下ろす展望台、(3)コスモクロア露頭、(4)須沢海 […]
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「セレンディバイトの分析」
2023年9月PDFNo.64 リサーチ室 趙政皓 セレンディバイトは青色・緑色を呈するホウケイ酸塩鉱物の一種であり、理想的な化学組成はCa4[Mg6Al6]O4[Si6B3Al3O36]である。セレンディ […]
CGL通信 vol63
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「中国製大型無色系 HPHT 合成ダイヤモンド結晶の観察」
2023年5月PDFNo.63 リサーチ室 北脇裕士 、江森健太郎、久永美生、山本正博、岡野誠 研究用に入手した33個の大型無色系HPHT合成ダイヤモンドの結晶原石を検査した。これらは中国のある企業が宝飾用途に商 […]
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「CGLおける色石の原産地鑑別」
2023年5月PDFNo.63 CGLでは現在、「コランダム」と「パライバ・トルマリン」の原産地鑑別サービスを行っており、新たに「エメラルド」の産地鑑別の受付も近日中に開始を予定しております。原産地鑑別サーヒ […]
CGL通信 vol62
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「エメラルドの原産地鑑別に有用なインクルージョン」
2022年12月PDFNo.62  リサーチ室 趙政皓・江森健太郎 エメラルドは、ベリルの一種であり、古くから貴重な宝石として扱われている。最初は中央アジアとエジプトのエメラルドが知られていたが、16世紀になってス […]
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「日本鉱物科学会2022年年会・総会参加報告」
2022年12月PDFNo.62 リサーチ室 江森健太郎 去る2022年9月17日(土)から19日(月)までの3日間、新潟大学五十嵐キャンパスにて日本鉱物科学会2022年年会・総会が開催されました。Covid19の影響で […]
CGL通信 vol61
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「クリソコーラと誤認されやすいタルクの分析 ー 宝石学会(日本)2022年オンライン講演会より」
2022年6月PDFNo.61 中央宝石研究所リサーチ室 趙政皓・江森健太郎・岡野誠 東京大学大学院理学研究科 賀雪菁・鍵裕之 最近、CGLにクリソコーラを含むと思われるビーズの石が鑑別依頼で持ち込まれた。しかし、EDS […]
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「令和4年度 宝石学会(日本)講演会参加報告」
2022年6月PDFNo.61 令和4年度 宝石学会(日本)講演会参加報告 リサーチ室 趙政皓 令和4年度宝石学会(日本)総会・講演会が6月11日(土)オンラインで開催されました。合計で17件(真珠6題、ダイヤモンド3題 […]
CGL通信 vol60
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「国産アコヤ養殖真珠の養殖地による微量元素の相違」
2022年4月PDFNo.60 中央宝石研究所 リサーチ室 江森健太郎、北脇裕士 真珠科学研究所 佐藤昌弘、矢﨑純子 アコヤ養殖真珠の産地鑑別への試みとして、まず国産アコヤ養殖真珠の養殖地によ […]
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「GIT2021参加報告」
2022年4月PDFNo.60 リサーチ室 趙政皓 2022年2月2日〜 3日の2日間、GIT2021 The 7th International Gem and Jewelry Conference(国際 […]
CGL通信 vol59
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「透明ヒスイの超高圧合成:「ナノ多結晶宝石」の創出に向けて」
2022年2月PDFNo.59 愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター 入舩徹男 はじめに ヒスイはNaAlSi2O6を端成分とするヒスイ輝石からなる多結晶鉱物(図1)であり、主に低温高圧型の変成帯に産出する。通常数十 […]
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「IGC Online Gemmological Seminarに参加して」
2022年2月PDFNo.59 リサーチ室 江森健太郎、趙政皓、北脇裕士 2021年11月20日(土)、21(日)に国際宝石学会(International Gemmological Conference)、通称IGC、 […]
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「2021国際珠宝首飾学術交流会に参加して」
2022年2月PDFNo.59 リサーチ室 趙政皓 去る2021年11月19日~11月20日、2021国際珠宝首飾学術交流会(International Gems & Jewelry Academic Confe […]
CGL通信 vol58
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「ブルー・サファイアの原産地鑑別:産地情報と鑑別に役立つ内部特徴について」
2021年6月PDFNo.58 リサーチ室 北脇 裕士、江森 健太郎、岡野 誠 はじめに ブルー・サファイアは歴史的にもっとも好まれてきたカラー・ストーンの一つです。現在でもサファイアとルビーを合わせたコランダム宝石は […]
CGL通信 vol57
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「ルビーの原産地鑑別:産地情報と鑑別に役立つ内部特徴について」
2020年10月PDFNo.57 リサーチ室 北脇 裕士 はじめに ルビーは歴史的にもっとも好まれてきたカラー・ストーンの一つです。現在でもルビーとサファイアを合わせたコランダム宝石は、世界のカラー・ストーンの全売り上げ […]
CGL通信 vol56
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「パライバ・トルマリン〜LA–ICP–MSを用いた組成分析と原産地鑑別への応用」
2020年8月PDFNo.56 リサーチ室 江森 健太郎・北脇 裕士 パライバ・トルマリンをLA–ICP–MSを用いて組成分析を行い、産地鑑別を行う方法について検討を行った。パライバ・トルマリンは組成が複雑 […]
CGL通信 vol55
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「天然ダイヤモンドvs合成ダイヤモンド -成長履歴の違いによる鑑別-」
2020年3月PDFNo.55 リサーチ室 北脇 裕士 天然ダイヤモンドは、地球の深部において何億年という歳月にわたる地質学的プロセスを経て生まれた結晶です。いっぽうで、合成ダイヤモンドは人工的に研究室や工 […]
CGL通信 vol54
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「Be拡散加熱処理コランダムの現状調査報告」
2020年1月PDFNo.54 リサーチ室 江森 健太郎 CGLリサーチ室は、平成25年度宝石学会(日本)一般講演会にて「ベリリウム拡散加熱処理サファイアの現状」、33rd International Gemmologi […]
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「天然ダイヤモンドvs合成ダイヤモンド-生い立ちの違い-」
2020年1月PDFNo.54 リサーチ室室長 北脇 裕士 近年、合成ダイヤモンドが宝飾市場にも現れ、業界の重要な関心ごとになっています。装飾用に供される合成ダイヤモンドのサイズおよび品質は年々向上しており、HPHT法合 […]
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「日本鉱物科学会2019年年会・総会参加報告」
2020年1月PDFNo.54 リサーチ室 江森 健太郎・北脇 裕士 去る2019年9月20日(金)から22日(日)までの3日間、九州大学伊都キャンパスにて日本鉱物科学会2019年年会・総会が行われました。CGLリサーチ […]
CGL通信 vol53
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「国際宝石学会(IGC2021)日本開催について」
2019年11月PDFNo.53 リサーチ室 北脇 裕士 国際宝石学会 (International Gemmological Conference) 通称IGCは、宝石学における国際学会として最も歴史と伝統があります( […]
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「IGC36 参加報告」
2019年11月PDFNo.53 リサーチ室 江森 健太郎、北脇 裕士 去る2019年8月27日~8月31日、フランスのナントにて第36回国際宝石学会(International Gemmological Confere […]
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「国際宝石学会(IGC2019フランス)報告」
2019年11月PDFNo.53 ジェムY.O.代表 大久保 洋子(FGA,CGJ) 第36回国際宝石学会(International Gemmological Conference)が、フランス/ロアール地方の「フラン […]
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「Mineralogical Society of America Centennial Symposiumに参加して」
2019年11月PDFNo.53 東京大学大学院理学系研究科 鍵 裕之 2019年6月20日から21日の2日間、米国ワシントンD.C.のカーネギー研究所で開かれたアメリカ鉱物学会 (MSA, Mineralogical […]
CGL通信 vol52
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「パライバ・トルマリン再考: 歴史的背景と原産地鑑別の可能性について」
2019年8月PDFNo.52 リサーチ室 北脇 裕士・江森 健太郎 パライバ・トルマリンとは・・・ パライバ・トルマリンは、1989年に宝石市場に登場した彩度が高く鮮やかな青色~緑色の銅着色のトルマリンで […]
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「CVDダイヤモンド」
2019年8月PDFNo.52 関西学院大学 理工学部 鹿田 真一 「合成ダイヤモンド」の有力合成法であるCVD(Chemical Vapor Deposition)に関してご紹介したいと思います。前回(CGL通信No. […]
CGL通信 vol51
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「コランダムの高温低圧(HT+P)処理について」
2019年5月PDFNo.51 『コランダムの高温低圧(HT+P)処理について』の記事は↓こちらをクリックして下さい。 ↓↓↓ 『コランダムの高温低圧(HT+P)処理について』 ◆◆◆
CGL通信 vol50
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「ダイヤモンドの結晶と欠陥」
2019年4月PDFNo.50 関西学院大学 理工学部 鹿田 真一 常日頃ダイヤモンドを扱われているCGL通信読者の方も、結晶や欠陥について考える機会は多くない、のではないでしょうか。「合成ダイヤモンド」元年といわれる2 […]
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「ベトナムLuc Yen産ルビー&サファイアの宝石学的特徴」
2019年4月PDFNo.50 リサーチ室 江森 健太郎、北脇 裕士 概要 ベトナム産ルビーはミャンマー産のものに匹敵する品質を持つものも存在しており、その産地鑑別は宝石学では重要な課題の1つとなっている。また、他の色の […]
CGL通信 vol49
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「合成ダイヤモンド:知っておきたい基礎知識から最新情報まで」
2019年3月PDFNo.49 リサーチ室 北脇 裕士 合成ダイヤモンドとは・・・ 天然ダイヤモンドは、地球の深部において何億年という歳月にわたる地質学的プロセスを経て生まれた結晶です。その美しさと希少性から宝石として長 […]
CGL通信 vol48
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「天然レッドスピネルの加熱実験報告」
2019年1月PDFNo.48 リサーチ室 江森 健太郎、北脇 裕士、岡野 誠 ジェムリサーチジャパン 福田 千紘 近年、レッド~ピンクの天然スピネルが人気を博している。同系色のコランダムのほとんどは色の改善のための加熱 […]
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「日本の国石−糸魚川のヒスイ:歴史と特徴」
2019年1月PDFNo.48 Tokyo Gem Science LLC and GSTV Gemological Laboratory 阿依 アヒマディ 日本産のヒスイは、やや透明度に欠けるものの、その希少性と美しい […]
CGL通信 vol47
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「日本鉱物科学会 2018 年年会・総会参加報告」
2018年11月PDFNo.47 リサーチ室 江森 健太郎 去る 9月19日(水)から21日(金)までの3日間、山形大学小白川キャンパスにて日本鉱物科学会2018年年会・総会が行われました。弊社から2名の技術者か […]
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「フォッサマグナミュージアム:「宝石の国」展に参加して」
2018年11月PDFNo.47 リサーチ室 北脇 裕士 新潟県糸魚川市のフォッサマグナミュージアムにて、2018年9月8日より10月28日までの予定で「宝石の国」展が行われていました。その関連イベントとして9月16日( […]
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「小滝川ヒスイ峡(小滝川硬玉産地)を訪ねて」
2018年11月PDFNo.47 リサーチ室 北脇 裕士 【日本の石(国石)ヒスイ】 2016年9月24日、日本鉱物科学会平成28年度総会にてヒスイが日本の国石に選定されました。 日本の石(国石)は日本鉱 […]
CGL通信 vol46
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「マントル深部からのダイヤモンド Diamonds originated from the lower part of mantle」
2018年9月PDFo.46 鍵 裕之 東京大学大学院理学系研究科 宝石の代表選手であるダイヤモンドは、砂川一郎先生(1924–2012)によって「地下からの手紙」と表現された。ダイヤモンドを入念に観察することで、ダイヤ […]
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「ダイヤモンドのインクルージョン・ギャラリー」
2018年9月PDFNo.46 リサーチ室 ダイヤモンドはきわめて高い物理的・化学的安定性を有しているため、インクルージョンにとっては非常に優れた保護容器(カプセル)となります。したがって、ダイヤモンド中のインクルージョ […]
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「無色~ほぼ無色のHPHT合成ダイヤモンドへの電子線照射処理実験報告」
2018年9月PDFNo.46 リサーチ室 北脇裕士、江森健太郎 無色~ほぼ無色のメレサイズのHPHT合成ダイヤモンドに電子線を照射する実験を行った。その結果、照射の強度に応じて蛍光および燐光が共に弱くなり、最終的には燐 […]
CGL通信 vol45
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「Beを含む天然ブルーサファイアのナノインクルージョン」
2018年7月PDFNo.45 リサーチ室 江森 健太郎、北脇 裕士 京都大学大学院理学研究科 三宅 亮 要約 コランダム中に天然由来のBeが存在することは知られているが、その起源についてはまだ解明されていない。本研究で […]
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「平成30年度 宝石学会(日本)総会・講演会・見学会」
2018年7月PDFNo.45 平成30年度宝石学会(日本)総会・講演会が6月9日(土)富山大学理学部多目的ホール、懇親会が富山大学カフェアザミにて開催されました。また、6月10日(日)には見学会が実施されました。 富山 […]
CGL通信 vol44
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「モザンビーク産ルビーの低温加熱処理について -加熱温度の違いによる諸特徴の変化-」
2018年5月PDFNo.44 リサーチ室 北脇 裕士、江森 健太郎、岡野 誠 ジェムリサーチジャパン 福田 千紘 モザンビーク産ルビーの原石を300℃〜1000℃まで100℃刻みで加熱処理を行い、温度の違 […]
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「インクルージョン・ギャラリー」
2018年5月PDFNo.44 写真撮影:CGLリサーチ室 《モザンビーク産ルビー(非加熱)》 […]
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「コラム:サイズアップする中国製HPHT合成ダイヤモンド」
2018年5月PDFNo.44 リサーチ室 北脇 裕士 中国で製造されるHPHT合成ダイヤモンドについては、本誌No.30、No.32およびNo.35などにて詳しくお伝えしてきました。最近、鑑別業務で見かけるものや、研 […]
CGL通信 vol43
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「LPHT処理されたピンクCVD合成ダイヤモンド」
2018年3月PDFNo.43 リサーチ室 北脇 裕士、久永 美生、山本 正博、江森 健太郎、岡野 誠 最近、中央宝石研究所(CGL)東京支店にグレーディング依頼で1個のピンク色の石が供された。この石は0. […]
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「ダイヤモンドに検出される主要な光学欠陥について」
2018年3月PDFNo.43 リサーチ室 江森 健太郎 ダイヤモンドの天然・合成、HPHT処理や照射処理といった鑑別を行うには、ダイヤモンドに含まれる各種光学欠陥の理解が必要不可欠です。単一の光学欠陥が、天然・合成、処 […]
CGL通信 vol42
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「IGC35 参加報告」
2018年1月PDFNo.42 リサーチ室 江森 健太郎 去る2017年10月8日~10月15日、ナミビアのウィントフックにて第35回国際宝石学会(International Gemmological Conferenc […]
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「1st. Seoul International Jewelry Conferenceに参加して」
2018年1月PDFNo.42 リサーチ室 北脇 裕士 去る 2017年10月20日(金)に表題の学術会議が韓国ソウル市のSeoul Donhwamun Traditional Theaterで開催されました。筆者は演者 […]
CGL通信 vol41
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「キヤノンオプトロン社製合成蛍石について」
2017年11月PDFNo.41 リサーチ室 江森 健太郎 キヤノンオプトロン社製合成蛍石 2016年6月3日〜7日に開催された東京ミネラル協会主催の東京国際ミネラルフェア(於:ハイアット・リージェンシー […]
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「日本鉱物科学会2017年年会・総会参加報告」
2017年11月PDFNo.41 リサーチ室 江森 健太郎 去る9月12日(火)から14日(木)までの3日間、愛媛大学城北キャンパスにて日本鉱物科学会の2017年年会・総会が行われました。弊社からは2名の技術者が参加し […]
CGL通信 vol40
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「天然と誤認し易い特徴を示す合成ダイヤモンド2種」
2017年9月PDFNo.40 リサーチ室 北脇 裕士、江森 健太郎、久永 美生、山本 正博 合成ダイヤモンドの鑑別には、標準的な宝石学的検査に加えてFTIR、フォトルミネッセンス(PL)分析やDiamondVi […]
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「中国北京市NGTCを訪問して」
2017年9月PDFNo.40 リサーチ室 北脇 裕士 去る 2017年7月中旬、中国北京市の国土资源部珠宝玉石首饰管理中心(National Gems & Jewelry Technology Adminis […]
CGL通信 vol39
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「多変量解析の宝石学への応用」
2017年7月No.39 リサーチ室 江森 健太郎、北脇 裕士 要約 LA–ICP–MSによる微量分析のデータを多変量解析の一種である判別分析とロジスティック回帰分析の2種類の解析法を用いて解析を行い、その解析結果の […]
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「平成29年度 宝石学会(日本)」
2017年7月No.39 教育部 野田 真帆 <見学会参加報告> 平成29年度宝石学会(日本)総会・講演会が6月11(日)早稲田大学国際会議場にて開催されました。また前日6月10日(土)には見学会・特別講演会が早稲田大 […]
CGL通信 vol38
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「Seoul Jewelry Industry Support Centerを訪問して」
2017年5月No.38 リサーチ室 北脇 裕士 去る 2017年2月1日(水)~3日(金)に韓国ソウル市のSeoul Jewelry Industry Support Center(SJC)を訪問し、最近の合成ダイヤ […]
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「HRD アントワープダイヤモンドセミナー報告」
2017年5月No.38 リサーチ室 北脇 裕士 『合成ダイヤモンドvs.天然ダイヤモンド』 去る2017年1月25日(水)、東京ビッグサイトにおける第28回国際宝飾展(IJT 2017)の開催期間に合わせてHRD A […]
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「全質連研修(講習)会参加報告」
2017年5月No.38 カスタマーサービス部 長谷川 晃祥 2017年3月30日(木)に全国質屋組合連合会(全質連)による会員様限定の講習会が東京千代田区神田にある東京質屋会館にて開催されました。弊社技術者が講師の一 […]
CGL通信 vol37
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「GIT 2016参加報告」
2017年3月No.37 教育部 野田 真帆、リサーチ室 江森 健太郎 2016年11月14日(月)~15日(火)の2日間、GIT2016 The 5th International Gem and Jewelry […]
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「GIT2016 Post-Conference Excursion 参加報告」
2017年3月No.37 東京支店 雨宮 珠実 2016年11月16日(水)〜 16日(金)の3日間、GIT 2016 The 5th International Gem and Jewelry Conference […]
CGL通信 vol36
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「宝石学会(日本)シンポジウム報告」
2017年1月No.36 リサーチ室 北脇 裕士 去る 2016年10月29日(土)にTKP上野ビジネスセンターにて宝石学会(日本)シンポジウムが開催されました。今回のテーマは「中国におけるダイヤモンドの高圧合成」で、 […]
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「GIT 2016 Pre–Conference Excursion参加報告」
2017年1月No.36 リサーチ室 江森 健太郎 去る2016年11月9日(水)~13日(日)の5日間、GIT 2016 The 5th International Gem and Jewelry Conferenc […]
CGL通信 vol35
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「中国におけるダイヤモンドの高圧合成」
2016年11月No.35 中国吉林大学超硬材料国家重点実験室 教授 賈 暁鵬 概要 中国で合成ダイヤモンドが誕生してから半世紀にわたり発展を続けてきた。同国では、主に立方体式高圧装置(キュービック・プレス)を用いてダイ […]
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「中国河南省、宝飾用合成ダイヤモンドの製造会社を訪問して」
2016年11月No.35 リサーチ室 北脇 裕士 2016年9月6日(火)~13日(火)の一週間、中国河南省にあるHPHT合成ダイヤモンドの工場を訪問し、中国における宝飾用合成ダイヤモンド製造の現況について調査しまし […]
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「日本鉱物科学会2016年年会参加報告」
2016年11月No.35 リサーチ室 北脇 裕士、江森 健太郎 去る2016年9月23日(金)から25日(日)までの3日間、金沢大学角間キャンパスにて日本鉱物科学会の2016年年会が行われました。弊社からは2名の技 […]
CGL通信 vol34
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「判別分析を用いた天然・合成アメシストの鑑別」
2016年9月No.34 リサーチ室 江森 健太郎、北脇 裕士 要旨 LA–ICP–MSによる微量元素分析データを用いた判別分析を行い、アメシストの天然・合成の鑑別の可能性について検討を行った。分析に用いたサンプルは […]
CGL通信 vol33
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「第10回NDNC国際会議2016に参加して」
2016年7月No.33 リサーチ室 北脇 裕士 去る 5月22日(日)~26日(木)に中国の西安にて表題の国際会議が開催されました。リサーチ室より筆者が参加しましたのでご報告いたします。 NDNCとは NDNC(Ne […]
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「平成28年度宝石学会(日本)」
2016年7月No.33 リサーチ室 江森 健太郎 平成28年の宝石学会(日本)講演会・総会が6月11日(土)に北海道大学工学部フロンティア応用研究棟鈴木ホールで開催されました。また、翌日の6月12日(日)には見学会が […]
CGL通信 vol32
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「中国吉林大学超硬材料国家重点実験室を訪問して」
2016年5月No.32 リサーチ室 北脇 裕士 2015年3月27日(日)~4月3日(日)の一週間、中国吉林大学超硬材料国家重点実験室を訪問し、中国における宝飾用合成ダイヤモンド製造の現況についていくつかの知見を得る […]
CGL通信 vol31
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「HRDアントワープ 『合成ダイヤモンドセミナー』報告」
2016年3月No.31 リサーチ室 北脇 裕士 去る1月21日(木)、東京ビッグサイトにおける第27回国際宝飾展(IJT 2016)の開催期間に合わせてHRD アントワープと株式会社APの主催による表題のセミナーが開 […]
CGL通信 vol30
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「無色系メレサイズHPHT法合成ダイヤモンド」
2016年1月No.30 リサーチ室 北脇 裕士、久永 美生、山本 正博、岡野 誠、江森 健太郎 研究用に入手した45個の無色系メレサイズHPHT法合成ダイヤモンドを検査した。これらはラウンドブリリアントカット […]
CGL通信 vol29
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「日本鉱物科学会2015年年会・総会参加報告」
2015年11月No.29 リサーチ室 江森 健太郎、北脇 裕士 去る9月25日(金)から27(日)までの3日間、東京大学本郷キャンパスにて日本鉱物科学会の2015年年会・総会が行われました。弊社からは2名の技術者が […]
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「IGC34 参加報告」
2015年11月No.29 リサーチ室 江森 健太郎、北脇 裕士 去る2015年8月26日~9月3日、リトアニアのビルニュスにて第34回国際宝石学会(IGC)が開催されました。弊社リサーチ室の技術者が2名出席し、それ […]
CGL通信 vol28
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「平成27年度宝石学会(日本)」
2015年9月No.28 大阪支店 奥田 薫、水野 拓也 宝石学会(日本)は、宝石学およびこれに密接に関連する科学の進歩と普及をはかることを目的として、1974年に設立されました。国内で年に1回開催される講演会(学会発表 […]
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「第9回NDNC国際会議 2015に参加して」
2015年9月No.28 リサーチ室 北脇 裕士 去る 5月24日(日)~28日(木)にGRANSHIP(静岡コンベンション&アーツセンター)にて表題の国際会議が開催されました。リサーチ室より筆者が参加しましたのでご報 […]
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「ICA Congress 参加報告」
2015年9月No.28 リサーチ室 江森 健太郎、北脇 裕士 去る5月15日(金)から19日(火)にかけてスリランカのコロンボにてICA Congress2015が開催されました。CGLリサーチ室より2名が参加し、主任 […]
CGL通信 vol27
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「Ib型黄色〜褐黄色CVD合成ダイヤモンド」
2015年7月No.27 リサーチルーム 北脇 裕士、久永 美生、山本 正博、岡野 誠、江森 健太郎 中央宝石研究所(CGL)東京支店に非開示で持ち込まれた15個のIb型黄色系CVD合成ダイヤモンドを検査した。これらはラ […]
CGL通信 vol26
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「ミャンマー、モゴック鉱山視察報告」
2015年5月No.26 リサーチルーム北脇 裕士 去る2014年12月3日(月)~7日(土)の5日間、GIT2014 The 4th International Gem and Jewelry Conference(国 […]
CGL通信 vol25
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「GIT2014参加報告」
2015年12月No.25 リサーチルーム 江森健太郎 2014年12月8日~9日の2日間、GIT2014 The 4th International Gem and Jewelry Conference(国際宝石・宝飾 […]
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「宝石鑑別に応用される分析技術とその発展」
2015年3月No.25 リサーチルーム 室長 北脇裕士 ⑪ダイヤモンドビュー(Diamond View™) 1990年代より高温高圧法による宝飾用合成ダイヤモンドの商業的な生産が始まり、宝飾業界からはその […]
CGL通信 vol24
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「宝石コランダムの原産地鑑別 -日本鉱物科学会2014 年年会より-」
2015年1月No.24 リサーチルーム 江森健太郎、北脇裕士 ルビーやブルーサファイアの原産地鑑別には内部特徴の観察が最も重要と考えられているが、近年では高精度の元素分析によってその判定精度が補完されている。本研究では […]
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「宝石鑑別に応用される分析技術とその発展」
2015年1月No.24 リサーチルーム 室長 北脇裕士 ⑧蛍光X線分析(EDXRF) ◆蛍光X線分析とは 物質にX線を照射すると、物質を構成している元素から特有の2次X線が発生します。この2次X線は蛍光X線(X-Ray […]
CGL通信 vol23
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「日本鉱物科学会2014 年年会・総会参加報告」
2014年11月No.23 リサーチルーム 江森健太郎 去る9月17日(水)から19日(金)までの3日間、熊本大学黒髪北キャンパスにて日本鉱物科学会の2014年年会・総会が行われました。弊社からは2名の技術者が参加し、そ […]
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「宝石鑑別に応用される分析技術とその発展」
2014年11月No.23 リサーチルーム 室長 北脇裕士 ④フォトルミネッセンス(PL) 分析法 ◆フォトルミネッセンス(PL)分析とは フォトルミネッセンス(PL)とは、物質に光を照射し、励起された電子が基底状態に遷 […]
CGL通信 vol22
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「偽合成の特徴を示す特異な天然Ⅱ型ダイヤモンド」
リサーチルーム 北脇裕士、久永美生、山本正博、江森健太郎 合成ダイヤモンドの鑑別には、標準的な宝石学的検査に加えて、多くの場合フォトルミネッセンス分析やDiamondView™などの先端的なラボの分析が必要である。本報告 […]
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「平成26年度宝石学会(日本)【講演会・総会・見学会報告】」
[講演会・総会報告] 北脇 裕士 [見学会報告] 江森 健太郎 平成26年の宝石学会(日本)講演会・総会が6月14日(土)に愛媛大学の城北キャンパス内の愛媛大学ミュージアム(愛大ミューズ)で開催されました。また、翌日の […]
CGL通信 vol21
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「アフリカ視察報告」
リサーチルーム 北脇 裕士 2014年3月19日(水)~4月2日(水)にインドのスーラトにおけるダイヤモンド研磨、タンザニアにおけるタンザナイト鉱山およびケニアにおけるツァボライト鉱山を視察する機会を得ました。前回のイン […]
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「宝石鑑別に応用される分析技術とその発展 ③顕微ラマン分光法」
リサーチルーム 北脇裕士 ◆ラマン分光法とは ラマン分光法とは、ラマン効果を利用して物質の同定や分子構造の研究を行う手法です。1 9 9 0 年代以降、レーザー光源や検出器の目覚しい発展によって工業・産業分野で実用的に用 […]
CGL通信 vol20
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「『高圧合成ダイヤモンド-私が出会った様々な結晶-』第3回」
公益財団法人 つくば科学万博記念財団参事/理学博士 中央宝石研究所 技術顧問 神田 久生 はじめに 高圧合成ダイヤモンドについて、私の研究体験を振り返る形で3回のシリーズの記事を書いているが、初回は合成法、2回目は形、そ […]
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「インド視察報告」
リサーチルーム 北脇 裕士 2014年3月19日(水)~4月2日(水)にインドのスーラトにおけるダイヤモンド研磨、タンザニアにおけるタンザナイト鉱山およびケニアにおけるツァボライト鉱山を視察する機会を得ました。このうち、 […]
CGL通信 vol19
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「『高圧合成ダイヤモンド-私が出会った様々な結晶-』第2回」
公益財団法人 つくば科学万博記念財団参事/理学博士 中央宝石研究所 技術顧問 神田 久生 はじめに 前回、ダイヤモンドの高圧合成法について述べた。今回は、合成されたダイヤモンドの形の特徴を紹介する。宝石のダイヤモンドを評 […]
CGL通信 vol18
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「『高圧合成ダイヤモンド-私が出会った様々な結晶-』第1回」
公益財団法人 つくば科学万博記念財団 参事/理学博士 神田 久生 昨年末、砂川一郎先生がご逝去された。先生には多くの方がお世話になったと思うが、私もたいへんお世話になった。先生からはさまざまなことを教えてもらったが、その […]
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「第33回国際宝石学会(IGC)報告」
去る2013 年10 月12 日~ 19 日、ベトナムのハノイにおいて第33 回国際宝石学会(IGC) が開催されました。弊社研究室の技術者が出席し、本会議における口頭発表を行いましたので、以下にご報告致します。 ◆国際 […]
CGL通信 vol17
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「真珠講座4 『養殖真珠の現状と将来の方向』」
赤松 蔚 前回は養殖真珠がどのようにして発明され、今日に至ったかについて述べた。今回は養殖真珠の現状はどうなっているのか、また将来どの方向に進むかについて述べる。 1.養殖真珠の現状 1)アコヤ真珠の低迷 日本のアコヤ真 […]
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「日本鉱物科学会2013年年会」
去る9月11日(水)から13日(金)までの3日間、筑波大学第1エリアにて日本鉱物科学会の2013年年会が行われました。弊社からは2名の技術者が参加し、それぞれ発表を行いました。以下に年会の概要を報告いたします。 日本鉱物 […]
CGL通信 vol16
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「真珠講座3『真珠養殖のグローバル化』」
赤松 蔚 1907年アコヤガイによる真円真珠養殖発明に刺激され、ほとんど間を置かず、シロチョウガイ、クロチョウガイ、マベ、イケチョウガイといった他の真珠貝による真珠養殖への挑戦が始まった。ある者はフィリピン、パラオ、イ […]
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「ベリリウム拡散加熱処理サファイアの現状 ー平成25年宝石学会(日本)よりー」
中央宝石研究所 研究室 江森健太郎、北脇裕士、岡野誠 サファイアのベリリウム拡散加熱処理は最初に報告されてから10年以上経過するが、いまなお市場で確認されている。本研究は2012年の一年間にCGLで鑑別を行ったサファイ […]
CGL通信 vol15
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「真珠講座2『養殖真珠の歴史』」
赤松 蔚 真珠講座1 で述べたように、人類は非常に古くから天然真珠との関りを持ってきた。天然真珠との関りが深まれば深まるほど、「真珠は一体どうして出来るのだろうか」と考えるようになり、やがて「真珠はどうすれば人の手で作 […]
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「宝石学会(日本)」
埼玉県立自然の博物館 平成25年の宝石学会(日本)講演会・総会が6月15日に埼玉県・秩父郡の埼玉県立自然の博物館講堂にて、また見学会が16日に開催されました。 今号では懇親会および見学会の様子と、発表のありました一般講演 […]
CGL通信 vol14
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「真珠講座1『天然真珠』」
赤松 蔚 1893年御木本幸吉が半円真珠養殖に成功して今年でちょうど120年になる。御木本幸吉以前にも中国の仏像真珠を手本にして半円真珠を作った人は、スウェーデンのリンネを始め、数名の名前を挙げることが出来るが、しかし […]
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「宝石鑑別に応用される分析技術とその発展」
研究室 北脇裕士 【1】宝石鑑別とは・・・ 宝石鑑別は、いわゆる“本物”と“偽物”を見分ける必要性がきっかけとなりヨーロパを中心に発展してきました。世界で最初の宝石検査機関が英国のロンドンに設立されたのは、まさに日本の […]
CGL通信 vol13
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「ESR分析を用いた放射線照射処理シロチョウ養殖真珠の研究」
研究室 江森健太郎・北脇裕士 シロチョウ養殖真珠に対して低線量のガンマ線を照射し、色変化を調べたところ、白色系からシルバー系への変化が確認されました。これらは標準的な鑑別手法において同系色の未処理の白蝶養殖真珠との識別が […]
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「GIT2012:第3回 国際宝石・宝飾品学会に参加して」
研究室 北脇裕士 会議後のツアーで訪れたカンボジア、パイリンのWat Phnom Yat 寺院 本会議の会場となったインペリアルクイーンズパークホテル 昨年12月12日(水)~13日(木)までの2日間、表題の国際会議が […]
CGL通信 vol12
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「非開示で持ち込まれた6個の大きなサイズ(1+ ct)のCVD合成ダイヤモンド」
中央宝石研究所 研究室 最近、中央宝石研究所の東京支店ではラウンドブリリアントカットされた6個の1ct upのCVD合成ダイヤモンドを鑑別しました。これらは、宝石検査機関に非開示で持ち込まれたCVD合成ダイヤモンドとして […]
CGL通信 vol11
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「日本鉱物科学会2012年年会」
研究室 江森健太郎 去る9月19日(水)~21日(金)までの3日間、京都大学吉田キャンパス北部構内において日本鉱物科学会の2012年年会が行われました。弊社からは2名の技術者が参加し、発表を行いました。以下に年会の概 […]
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「スリランカ宝石最新事情」
2012年6月11日(月)~16日(土)の約一週間、弊社研究室の技術者がスリランカを訪れ、同国最大の国際都市コロンボでの宝石取引、ラトナプーラでの採掘現場を視察しました。また、同年2月に新たに発見されたカタラガマ鉱山に関 […]
CGL通信 vol10
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「CVD合成ピンクダイヤモンド」
CVD合成ダイヤモンドについてはこれまでもCGL通信などで随時お知らせしてまいりましたが、最近、ピンクのCVD合成ダイヤモンドがグレーディング目的で弊社に持ち込まれました。CGL通信9号で報告しましたように、1/4サイズ […]
CGL通信 vol09
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「CVD合成ダイヤモンドについて-その2」
宝飾用CVD合成ダイヤモンドの登場が近いと2005年3月の「ニューズウイーク」誌で刺激的な内容で取り上げられてから3年以上が経過しました。当社はその特徴と鑑別法を伝え、CVDダイヤモンドが看破不可能という間違った情報に惑 […]
CGL通信 vol08
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「『ひすいのエクボ』と『染色樹脂含浸ひすい』について」
1 『ひすいのエクボ』について ○ひすいとは 一般的に言われる「ひすい」は鉱物学でいうところの「ひすい(Jadeite)」の単結晶ではなく、輝石や角閃石を主体とする多種鉱物の集合体です。写真1に、今回実験で用いたミャンマ […]
CGL通信 vol07
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「ピンクのコーティング・ダイヤモンド」
はじめに 最近ピンクのコーティング・ダイヤモンドが市場に出回りはじめています。この報告書を用意している間にもGIAから同じものと思われるコーティング処理ダイヤモンドに関する報告がありましたが、今回は当所がこれまでに調査し […]
CGL通信 vol06
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「Be拡散加熱処理が施されたブルーサファイアについて」
2005年末頃から、“新技法加熱処理が施された”ブルーサファイアがタイのマーケットに入ってきました。すぐさま、それらのブルーサファイアはベリリウム(Be)拡散加熱処理であることが判明しましたが、加熱方法自体未だ明らかには […]
CGL通信 vol05
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「今あらためて 真珠について」
真珠の歴史 真珠は私たち人類が最初に出会った宝石といわれています。古代の人々は狩猟生活を営んでおり、日々の食料として入手しやすい貝類を多く採取していました。河川や湖、海辺から採取した貝から天然の真珠が現れたであろう事は容 […]
CGL通信 vol04
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「新しい処理のルビーについて」
今回のCGL通信では、新しい2種類の技法の処理(paw mai)が行われたルビーについて、鑑別する機会を得ましたのでご紹介致します。 I.鉛ガラス充填とベリリウム拡散処理を同時に行ったルビー 写真1 はじめに紹介するルビ […]
CGL通信 vol03
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「チャザム合成ダイヤモンド」
CVDダイヤモンドについては、CGL通信No.1でその特徴と鑑別法を既にお伝えしておりますが、宝飾市場で稀に遭遇する合成ダイヤモンドは全て高温高圧法によって合成されたものと考えて良いでしょう。 ダイヤモンドの合成は、19 […]
CGL通信 vol02
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「ダイヤモンドの高温高圧(HPHT)プロセスについて」
ご存知でしょうか? 地球上で最も豊富に産出されるダイヤモンドは褐色であることを。カラーレスや最近人気のインテンス・イエロー、ブルー、レッド、ピンク、グリーンなどの“ファンシーカラー”ダイヤモンドと比較すると褐色のダイヤモ […]
CGL通信 vol01
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「CVDダイヤモンドについて」
はじめに 2005.3.23発売のニューズウイーク誌に “あなたのダイヤ「本物」ですか”という刺激的なタイトルで発表された合成ダイヤモンドの記事は、お読みになりましたか? この記事では、米国Apollo Diamond社 […]