透明無色のボディカラーに、輝くような遊色を示すオパール。
木の組織にオパール部が沈殿して形成されたオパールで、濃褐色または黒色で不透明な遊色は部分的なものが多い。
含水した非晶質のケイ酸粒でできた宝石で、ケイ酸粒の間隙を光が通る時回折干渉して遊色と呼ばれる独特の光の高価を示す。宝石用オパールとしてはブラック、ホワイト、ファイア、ウォーター・オパールなどがある。合成オパールも市場にでている。
オーストラリア産のオパール。普及率はこのほうが多い。透明度はメキシコ産に比較すると弱いが、色や遊色の変化模様のコントラストは一般にメキシコ産よりはっきりしている。ブラック・タイプとホワイト・タイプ、ボルダー・タイプが産出。
遊色効果のないオパール全てを意味する。ボディカラーはいろいろで半透明から不透明のものがあるが、宝石用としてはあまり使われない。
無色透明のコモン・オパール。
遊色の有無にかかわらずボディカラーがオレンジ色ないし赤色をしたオパールをさす。主としてメキシコで産するので単に“メキ”とも呼ぶ。
ブラジルから産出するホワイト・オパールで、オーストラリア産ホワイト・オパールに似た外観をもっている。
暗色の青色、緑色、灰色のボディカラーに美しい遊色をもったオパールで、主としてオーストラリアで産する。
優れた遊色をもち、明るいかまたは白色のボディカラーをもつオパール。オーストラリアやブラジルなどで産出する。