CGL通信 vol44 「インクルージョン・ギャラリー」
2018年5月PDFNo.44
写真撮影:CGLリサーチ室
《モザンビーク産ルビー(非加熱)》
写真1:シルク・インクルージョン(ファイバー光による斜光照明):針状と板状の混在がモザンビーク産ルビーの特徴
写真2:シルク・インクルージョン(ファイバー光による斜光照明):長い針状と点状の混在が見られる
写真3:点状のシルク・インクルージョンと丸みを帯びた結晶(黄銅鉱と思われる)インクルージョン
写真4:柱状の結晶(パーガサイト)インクルージョン:パーガサイトは角閃石の一種で、モザンビーク産ルビーの母岩である角閃岩の主要構成鉱物である
写真5:柱状の結晶(パーガサイト)インクルージョン:パーガサイトの結晶が厚みを増すと緑色を呈する
写真6:ブラインド状双晶面:変形双晶の一種で、しばしばモザンビーク産ルビーにも見られる
写真7:双晶面沿いに発達した針状インクルージョン:これまでベーマイトといわれてきたが、最近の研究で変形双晶に伴って生じたhollow channel(中空の溝:チューブ)と考えられている
写真8:3次元的に交差した針状インクルージョン
(hollow channel)
《モザンビーク産ルビー(加熱)》
写真9:加熱により生じた結晶の周囲のテンションクラック
写真10:加熱により一部癒着した液体インクルージョンとテンションクラック
写真11:加熱により癒着した液体インクルージョン
写真12:フラクチャーから侵入したフラックスが加熱により癒着して生じた液体様インクルージョン。侵入したフラックスが“透明物質”として残存している